添加物

人間のごはんを犬に与えても大丈夫?

昔の家庭では人間の残飯を犬が食べるというのはよく見る光景でしたが最近ではあまり目にしません。
また、私たちも何となく「人間の食べ物を犬に与えることは犬の体によくない」というイメージを持っています。
人間が食べて安全なものは犬にとっても安全なはずです。

犬に同じものを食べさせることが望ましくない理由が3つあるのです。
まずは人間にとって食べても害がないものが犬にとっては猛毒となる場合があります。
一番有名なのはタマネギなどのネギ類です。

犬がタマネギを食べると赤血球が破壊され、ひどい時には死に至ることがあります。
これは加熱したり加工しても害は変わりません。
タマネギそのものを食べてなくてもタマネギが一緒に調理されたものを食べると症状が出る可能性は高いです。
生死にかかわることなので特に気をつけなくてはならないことです。

次に、必要な栄養素の問題です。
犬が最も多く必要とする栄養素はタンパク質です。
栄養の構成はタンパク質60%、野菜25%、残りが炭水化物、というのが理想とされています。
これは人間のものとはかなりかけ離れています。

人間の食事をそのまま犬に与えていると栄養不足に陥る可能性があるのです。
その点、ドッグフードは犬に必要な栄養素を考えて作られているので安心です。
最後に味付けの問題があります。
小さいころにドッグフードを食べてみたらまずかった、味がしなかったという経験をした人もいるでしょう。
ドッグフードには基本的には味付けはされていません。

添加物がたっぷり含まれているものだと食いつきを良くするために味付けがされているものもあります。
しかし、基本は原料そのままを加工しただけで特に味をつけてはいません。
人間が濃い味付けの食べ物ばかり食べると高血圧などの病気を引き起こすのと同じで犬にとっても塩分過多は病気につながります。
特に、ほとんど塩分を必要としない犬にとっては人間の食事の塩分量は必要量を大幅に超えてしまうのです。

こうなると、人間の食べ物を犬に食べさせるのはいけないことだと感じるかもしれません。
しかし、私たちの食事の材料を使って犬用のメニューを作ることは全く問題ないことです。
自宅で手作り食を与える時には上記の3つのことに気を付けてあげましょう。

↓正しいドッグフードの与え方
 

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